味わい

クセがなく切れの良い、
どの食事にもあうお酒に仕上がっています。


酸度1.1

日本酒度±0

数値的にも酸度1.1は
旨味が多すぎず少なすぎず程よくあり、
日本酒度が0なので、ドライすぎず
どんなお料理とも合わせやすいお酒と言えます。
ただ、酵母が吟醸香を出しやすい酵母のため、
酸は控えめですが
香りのいいお酒になっています。

 

酒米の品種・使用酵母

■さぬきよいまい(酒米)

「さぬきよいまい」は「オオセト」を母、「山田錦」を父として
交配して育成した香川で開発された酒米用品種です。

醸造適性はおおむね「オオセト(香川の品種)」と「山田錦」の
中間的性質を示し、オオセトのキレの良さと
山田錦のふくらみのある味わいがしっかりと受け継がれています。


■10号:小川酵母(使用酵母)

協会10号

吟醸酒や純米酒によく使用される酵母で、「小川酵母」「明利小川酵母」とも呼びます。
仙台国税局鑑定官室長の小川知可良さんが、東北の蔵元を回って
優良な蔵付き酵母を採取して、退官後に就職した明利酒類で、純粋培養を行い、開発した酵母です。
この酵母の特徴は、酸が少ない(特にリンゴ酸)高い吟醸香を出します。

 

産地

今回、酒造りをお願いしたのは香川県の「川鶴酒造」さまです。
玉藻よし 讃岐の国は国柄か 見れども飽かぬ神柄か・・・と
万葉集で柿本人麻呂が歌っているように、讃岐は豊かな自然に恵まれた風光明媚なところであり、
日常的なお遍路さんへのお接待を通して、おだやかな気候風土と人柄を育んできました。
その讃岐、観音寺で1891年に川鶴酒造は酒造りを始めました。
蔵の裏に流れる清らかで豊富な水を湛える清流“財田川”に鶴が舞い降りたことから初代蔵元が酒名を川鶴と命名しました。
財田川は地元では別名“宝田川”とも呼ばれ、田に宝をもたらす水源とされています。
その川の伏流水を仕込水として、力強く爽やかな酒質を醸しだすことを目指しています。

〈造り手のコメント〉

手前ミソですが、非常に良い出来だと思います。

決して派手ではありませんが
非常に飲みやすく
ついつい飲み過ぎてしまう酒質だと思います。

キュッと冷えた冷酒でも、熱燗でも美味しさが際立ちます。

 

酒造りの経緯

酔どれ番長えぇるは、株式会社バイタリティ、株式会社柴田屋酒店、川鶴酒造株式会社の
3社が共同開発したオリジナル日本酒です。


株式会社バイタリティでは、仕込みに参加・研修をさせていただき、
主に蒸米〜麹作り、酒母造り、醪(もろみ)発酵、瓶詰めなど、酒造りにおいて重要な工程を
お手伝いすることができました。


ほんの一部ですが、その様子を写真にてご紹介いたします。

  • 酒母を仕込みます

  • 階段上のタンクまで何度も運びます

  • あつあつの蒸米を冷まします

  • 蒸米に麹菌を繁殖させます(製麹)

  • 蒸米を入れて仕込んでいます

  • 仕込み水は財田川の伏流水です

  • 出来たての生酒の瓶詰めも体験しました

  • 日本酒造りの大変さを知った3日間でした

  • 発酵、管理は川鶴酒造さんにお任せしました

 

日本酒造りを直に体験することで、日本酒への思いだけでなく、
飲んでいただくお客様、そして生産者様への感謝の気持ちを強く実感する体験となりました。


川鶴酒造さま、柴田屋さまのお力添えで
とても素晴らしい日本酒が完成しました。
3社の理念や思いを一文字ずつ繋ぎ「栄笑流(ええる)」と命名いたしました。


バイタリティの店舗ではグラス(60ml)〜でもお飲みいただけます。
自信を持っておすすめできる日本酒になっております。
是非、一度飲んでいただけると幸いです。